初老の人、今扉を閉めんとするバスの前にいて歩きつつ近づきしが、扉の閉じし音を聞くや、小走りに立ち寄りて、危うきを省りみず手のひらにて叩きけり。
運転手いちどき発車して三寸ばかり動かすに、たまらず止めて扉を開けしか、拡声器より「早よ、走れや」の声の車外に洩れしは、故意か過ちか、吾知る由もなし。
客は神にあらねども、人なれば相応の礼と心がけをすべしと、社に訴えるべきや否や悩む所なり。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。